甲州街道 その伍

 今日は 高尾駅から甲州街道を歩き始めます

 駅を出て 20号線に出たところ

 中央本線のガードを潜ります
 
 西浅川の信号jを 右に折れます

 この辺から 駒木野宿跡になるのかな? とおもいます
 道は 細くなり 車の通りも少なくなります

 でも 小仏峠行きのバスは かなりの頻度で

 すれ違います
 暫く進むと 小仏関所跡に辿り着きます

 関所跡の敷地の中には 遺構も展示されています


 写真は 二つの石が並べられています

 この石は 手形石と呼ばれ
   奥の石の上に 手形を置き

 手前の石の上に 手を置いて

 お通し下さい とひれ伏すようです
 関所跡地内には 駒木野宿を表示する

 石碑もありました



 その先には
 祠ではありませんが 近隣の石仏などを

 集めたような場所があります
 左は 水場です 昔は馬なんかに水を与えたか?



 以前に来たときは水がかけ流しになっていましたが

 水が枯れたか 元栓を締めたか 水が止まっていました
 この辺からは 蛇滝を経由して 高尾山に通じる

 登山道があります



 高尾山を横目に さらに奥地に向かいます
 次に辿り着いたのは 白雲山 常林寺です

 曹洞宗の 古刹です
 本堂を写すと バックに 八王子JCTがあります

 
 こんな画も 近代風で良いのかも知れません




 流れは 小仏川です かなり綺麗な流れです
 道は 中央本線を潜って さらに進みます  続いて立寄ったのは 小仏山 寶珠寺です

 ここのお寺も 時代を重ねたお寺のようです
 境内の石仏もかなりの年代を感じる古さです 
 寶珠寺には 東京都指定天然記念物である

 カゴノキがあります
 カゴノキがどんなものかは 調べてください

 私も良く解らないのです
 寺を後にして しばらく行くと 車の折り返し点が

 現れます ここから先は 車は入れません




 林道に踏み入れます



 中央本線も 中央道も この辺ではすでにトンネル内です
 変わり映えのしない林道を登ります

 少し変わった景色があると 写真に撮ります
 やがて空が近づいて来ると

 目の前の視界が開け
 小仏峠に到着します

 とりあえず登りはここでお仕舞です

 ゆっくり腰かけて休憩です
 峠の平地には 明治天皇が 山梨巡幸の際に通行したのを

 記念して石碑が 建てられています
 隣には 歌碑が建てられていますが

 何を詠んだのか 分かりません

 なにせ 何が書いてあるかも判らないからです
 そのまた横では 登山家?のおっさんが

 物販をやっていました

 何を売っているのか 遠巻きに観察すると

 秩父 奥多摩 から 高尾山に至るまで

 県境の尾根道を縦走して 要所要所の距離と

 所用時間を記した 地図を売っているのです

 それらをデザイン化した手ぬぐいも売っていました



 黄色いシャツの登山家の左にあるのが 距離測器です
 峠を後にして 旧中山道を 小原宿に向かって下ります  小仏峠を通行する登山者は

 尾根道を歩くものが多く



 甲州道中を歩く人は少ないです
 杉林の間を縫うようにして

 甲州道中は山を下ります
 途中 高圧線鉄塔の傍に

 平らな土地が現れます
 今でこそ杉が林立していますが

 このような貴重な土地では 茶店何かが

 あったように思います

 峠を目指す前に一息入れることが出来そうです
 出がけに置いていこうと思った一脚が

 杖代わりに使えて 歩くのがだいぶ楽でした




 峠から下ってきた甲州道中が 一般道に合流します
 
 中央本線と中央道も トンネルを出て走っています

 電車が来るまで待てませんでした
 高速の小仏トンネルは 渋滞解消と

 橋脚の耐震工事のため 大掛かりな工事をしています

 工期もかなり必要かと思われます
 甲州道中が20号線とぶつかった所

 底沢バス停があります
 暫く進むと 日本橋から63㎞の表示

 もっと歩いたように感じます がそんなもんです
 続いて 小原の郷

 ここでは地元の紹介 地域の交流とか

 地元の産業や 歴史などを紹介しています
 次に向かったのは 小原宿 本陣屋敷です

 大きな造りの屋敷です

 本陣なので お殿様が宿泊 家来は

 近隣の宿に泊まったのではないでしょうか
 
 本陣屋敷の中も一通り見学しましたが

 古い屋敷はどこを見ても大体同じで

 あまり見どころはないように思います
 本陣屋敷見学の後は 近所の見学

 古い造りの建物が2軒 あります

 旅籠ではなかったのか? と思われる作りです
 小松屋と永楽屋です

 今でこそ商売形態が変わっているようですが

 本陣屋敷の斜め前のため やはり旅籠だったと思います
 帰りの電車の時間も迫っていたので

 写真の撮影は 大分省略し 駅に続く右側の道を

 登って行きます
 行程が過酷だったため

 写真の撮影枚数も 思ったより少なかったです



 並行して走っている中央本線は 特急と普通では

 特急の方が本数が多いように感じました
   


とりあえず難所は一つ越えましたが

この先笹子峠なんかもありますし

体力の衰えもあるので

何処まで歩けるかが課題です