日光街道を往く その完

    今日の散歩は 

  ここ 下今市驛からです

  右は 駅前から日光連山の

  展望です
 
  前回の終点まで 後戻り     小倉歩道橋交差点が

  今日の本当のスタート地点です 
    国道と並行して

  杉並木は続きます
 
  国道に戻ると

  二宮尊徳翁の墓所なる

  案内板が立っていたので

  ちょっと寄り道
    行ってみると神社がありました

  薪を背負って本を読んでいる

  銅像を期待しましたが

  ありませんでした
    折しも日光地方は

  春 真っ盛りなので

  桜が満開でした
 
  東京で花見を済ませていましたが

  再び満開の桜を見ることができ

  得した気分になりました
    参道の途中には

  何やら由緒ありげな団子屋さん

  日光名物「本沢だんご」とのこと
    名物と言うことなので

  訳も分からず 購入

  みたらしとあんこの団子を

  美味しく頂きました
 
  今市宿の道標を曲がると

  浄泉寺に突き当たります
    小さなお寺ですが

  境内には桜の木が

  何本も咲いていました
 
    再び街道に戻ると

  瀧尾神社が正面に見えてきます

  特に何もなさそうなので先を急ぎます
 
  ここから再び

  杉並木を歩きます
    途中 曰くのありそうな神社

  寄りたい気持ちはありますが

  東照宮の時間が足りなくなりそう
 
    なので 杉並木を前進します




  並木の写真を何枚も撮りましたが

  変わり映えのしない画になります
 
  雪山と桜のコラボ ですが

  引いて撮ると 人工物が映り込み

  邪魔をします
  
    ギリギリトリミングして

  何とか 画にします
    上ばかり見ていると見逃すものがあります



  足元を見ると カタクリの花がありました
  
 
  杉並木の途中には

  民家もあり 庭の桜が

  目を引きます
    影になる杉並木を抜けたところに

  暖かい色の桜は

  心が休まります
    こちらは隣の家の枝垂れ桜






  などと言っているうちに

  また 杉並木です
 
  並木道だけ見ると

  なんら変わり映えしないように見えますが

  実際は
    どこを歩いているのか

  判らなくなるような感じです
    これは「砲弾打込杉」です

  明治維新の際に官軍が放った砲弾が

  中ったとのこと

  どこに中ったのか良く判りません

  治ってしまったのか?
 
  そして 更に杉並木を進みます     並木の間からは

  大真名子山?か

  女峰山?が

  見えます
    ここは竜蔵寺跡

  祠の脇には 石仏が鎮座

  風景に溶け込んでいます
 
  これが竜蔵寺だそう     裏手にも石仏があります
     道を挟んで むこうには

  また別の祠があるようです
 
  東武線の際にある

  桜の大木
    別の角度からも写しおきます
    この看板は 並木太郎

  並木の中で一番高い杉とのこと

  周囲 5.35m

  樹高 38m
 
  上を見ても

  頂上が見えません
    少し離れて 樹の頂上を観ますが

  枝に遮られ 良く見えません
    左の山が 大真名子山

  右側のピークが女峰山

  だと思います





  知らんけど
 
  これは 男体山

  ではないかと 推測します
    旧道と国道

  左が旧道です
    今度は 右側が旧道になります  
  旧道を進むと

  石段があり

  登って
    並木道を抜けると

  視界が開け
    日光連山が広がり

  右手にはJRの日光駅があります
 
  さらに進むと東武日光駅に到着します
    駅前からロータリーを抜け

  国道に出て
    東照宮を目指します

  電線や電信柱は地下化され

  スッキリとした景観です
 
 
  龍蔵寺

  これも何やら由緒がある寺のようですが

  前出の竜蔵寺とは関係ないようです
    道を挟んだ反対側には

  日光市役所があります
  
    風景にあった造りの庁舎です

  東照宮 輪王寺 二荒山神社の

  案内板が見えてきました
  二荒山神橋が見えてきました   昔は この橋を渡って

  境内に入っていたようですが

  今や 観光の一端です
    二荒山神社で結婚式を挙げると

  この橋を夫婦で渡るみたいです



  橋の端は通行止めになっており

  向こう側には深沙王堂があります
 
  神橋から国道を望みます     今度は国道側から

  神橋を見ます
    境内に一歩踏み入れると

  世界遺産の石碑があります
 
  最初に参拝するのは

  日光山輪王寺
    ここも最近改修が完了したとのこと

  中を観るには 拝観料が必要なので

  回避して 先を急ぎます
    次は いよいよ東照宮へ向かいます

  ここも拝観料が必要ですが

  本命なので 出費を惜しみません
 
  表門を抜けると

  左側に五重塔が現れます
    三神庫の内

  中神庫と
    下神庫

  何れも庫とつくので 倉庫のようなもの

  ではないかと思います 
 
  ここが厩

  細かな彫刻が目を引きます
    厩の周囲には猿の一生を描いた

  彫刻があり
    中でも見猿 言わ猿 聞か猿の

  3猿の彫刻が有名です 
 
  どの彫刻も平成の大改修で

  きれいに彩色されています
    ここから 東照宮に向かいます
    石鳥居を潜ると

  水盤舎があります

  これも立派な仕上がりです
 
  石段の先に陽明門が見えてきました     石段を上って陽明門に近付きます
    きれいに改修されており

  見入ってしまいますが

  長居は出来ません
 
 
   門の左右には
 
    仁王像ではなく

  右大臣 左大臣の像があります
 
  陽明門を抜けて

  本殿を回り込むと 祈祷殿が現れます 
    更に奥に進むと

  奥宮に行くことができます
 

  奥宮に向かう途中には

 
 
  ご存知 眠り猫の彫刻です     
     
    奥宮は徳川家康の墓所があります

  参拝者が大勢いるため

  ここまで来るのに

  時間がかかります
 
  本殿の入口     中は撮影禁止のものが多く

  内部の写真はありません
    本殿の回廊から

  陽明門の裏側を撮ります
 
  昇龍画と降龍画がありますが

  これは昇龍画の方です
    陽明門を抜けて

  振り返り 一撮
    表門を通り 帰路につきます  
  大きな土産物店 古い建物です     こちらも古い建物ですが

  ここは 日光金谷ホテル

  だと思います 
    日光道の締めくくりは

  奮発して 特急電車で帰ります

  お陰で 空木の上に広がる空は

  未だ明るい時間帯でした
 
 


  足掛け5年 8回にわたって

  日光街道を 完歩しました

  ホッと一息ついたところです

  日光道壱から一緒に読んで下さった

  皆さまにお礼を申し上げます

  また機会と元気があれば 

  どこかの街道を歩いてみたいと思います

  ただし 中山道や東海道は難しいと思います