野 川 を 下 る


武蔵国  国分寺
野川とはその昔、武蔵野の川と

呼ばれていたことから

こう呼ばれるようになったそうです。

真姿の池
水源は 国分寺湧水群に発し、
 
ひとつはJR国分寺駅北西の

東恋ヶ窪にある日立製作所

中央研究所内にある池、

お鷹の道
そしてもう一つは史跡国分寺横の真姿の池湧水群です。

前者は私有地で入場が困難なため真姿の池からスタートします。

湧水の流れ
川の水は お鷹の道に沿って
静かに流れ始めます。
住宅街に入ると、恋ヶ窪からの
流れに合流します。


お鷹の道は昔、将軍様が
鷹狩に来たことで
こう呼ばれるようになりました。

手前が真姿の池からの流れ
この辺りの野川は、
都会の川らしく 
護岸工事がなされ

これといった特徴も無く 
無機的な風景が続きます。
町並みを外れると、

野川はやさしい表情を

見せてくれます。
やがて武蔵野公園が見えてくると、

野川の表情は穏やかになり

川辺に緑も多くなってきます。

武蔵野公園 くじら山

西武多摩線を越えると公園は、

野川公園と名を変え

流れは、さらに公園に

沿って続きます。
子供たちが走り回り、

自然とふれあえる環境が

都会のこんなところに

あるのは良いなぁと思います。

湧水もあります
流れの左側には ハケ と
呼ばれる国分寺崖群
(河岸段丘)があり、
そこからの湧き水を
利用したわさび作りや
蛍の保護なども行われていました。

遠くの丘陵がハケです
水辺では 訪れた野鳥が餌を

探す姿を見ることも出来ます。
♪はあるのおがわはさらさらいくよ 

 きいしのすみれやれんげの
 
 はなは♪
と「春の小川」の歌にあるような

そんな風景が思い出されますが

それはもう何十年も前の

ことでしょう。
京王線を越えて

狛江市に入ると

集合住宅が多くなり

周りの風景も変わってきます。
小田急線を越える頃には、
 
再び街中の川の様相になり

流れも淀んできます。
やがて仙川と合流し、

視界が広がるとその先は

多摩川になります。
野川は、この辺りで多摩川と

合流し、大きな流れに

飲み込まれていきます。
ニ子玉の下流
今回のデジカメ散歩は、

ここまでです。










今日は

風の強い日でした