椋 神 社 例 大 祭 龍 勢 祭


朝まで残った 昨夜来の雨も

吉田町に着くころには上がり

絶好のお祭り日和となりました
 椋神社は 秩父事件の際


 3000人もの農民が集まり


 武装蜂起し 秩父のまちへと


 繰り出したところ 歴史があります



そして

龍勢祭りは 椋神社の

秋の大祭なのです

田舎のお祭りは とても賑やかで


地元の人々はもちろん 遠くからの


観光客もたくさんいます


そもそも 龍勢とは

ヤガラと呼ばれる 長さ

20mほどの竹竿の先に

火薬の詰まった 筒を取り付け

ロケットのように空に打ち上げるのです
龍勢は吉田町を中心とし


28もの流派があり


それぞれが オリジナルの


龍勢を打ち上げます

お祭りの日は


朝の9時から夕方5時まで


15分おきに 打ち上げます
打ち上げの順番が来ると

アナウンスで

龍勢の流派を紹介します



流派の代表は 口上櫓の上から

前口上として

自分たちの龍勢の説明をします
本口上では

♪東西東西から始まって
流派の紹介 龍勢がどんな
パフォーマンスをするのか
そして スポンサーの紹介
最後は家内安全 五穀豊穣
交通安全 世界平和
に至るまで 祈念して 
椋の神社にご奉納〜♪ して

締めくくります 

 と

いよいよ 龍勢に点火です
各流派の 1年間の思いを乗せた

龍勢は 澄み渡った秋の空へと

飛んでいきます 

まるで 龍が昇天するかのように・・・
観客席からは

賞賛の拍手と 歓声が飛びます

流派の人たちは 互いに

健闘と成功を賛え合います
龍勢は ただ昇るだけでなく

上空に達すると 破裂して

いろいろなパフォーマンスをしながら

落下してきます


火薬の配合など この設計をするのに 

メンバーは 一年間を費やすのです
でも 全部の流派が

成功するとは 限りません

中には 発射櫓の中から

出ることなく 燃え尽きてしまう

そんな 龍勢もありました



ひとつひとつの龍勢に ドラマがあり


見ていると 成功しても 失敗しても


それぞれに 感動してしまいます


では その迫力を

堪能してください


でも

やはり お祭りは

見ているよりも

参加したほうが 楽しいですね


短い秋の 一日の締めくくりは

やはり 















ですヨね