野 菊 か ら さ く ら へ

今回のでじかめ散歩は

国府台の丘陵地から

歩き始めます
 スタートは

 北総鉄道

 矢切駅です
 国府台 丘陵から

 江戸川方面を望む

 この地を舞台に

 伊藤左千夫

 「野菊の墓」を執筆しました
私は読んだことが無いので

よくわかりませんが

民さんは野菊のようだ・・・

こんな台詞があったような
 西連寺には

 「野菊の墓」の碑が

 建てられています

 昔の文学少女を

 目撃しました
寺を出て坂を下ると

畑地に出ます

関東ロームと砂が混ざった

この地はあまり作物が

採れそうに見えません
野菊のこみちと言っても

農道の道端に石碑を置いただけ

に沿って江戸川に向かいます
矢切の渡し の看板が見えたら

江戸川の 土手に到着です


石碑は 黒御影のレリーフで

「野菊の墓」の名場面が

描かれています
土手を越えると

見慣れた風景

きっと映画の1シーン
 さくら 今帰ったよ

 てなこと言いながら

 その先の 矢切の渡しに

 向かいます
渡しを運航しているときは

旗が高く翻ります 
船頭さん 艪を漕がないのは

船外機を搭載しているからです

船体はFRPと木を使ったものです
 そうだよね

 1日何回も往復するのに

 全部 艪を使っていたら

 マッチョになってしまうよね
 漕ぎ出しは 艪を使い

 風に流されたら エンジンを使う


 対岸では次のお客さんが待ってます

 約15分  のんびり涼しい船旅です

 船賃 100円也

土手の上から 江戸川 国府台丘陵を 振り返ります 
 江戸川のこちら側は

 葛飾 柴又 

 柴又と言えば 寅さん

 寅さん記念館に寄りました

 入館料 500円也
入り口の上では

寅さんが記念館の「館」の字を

取り付けています



この下少し外れたところに

トレードマークのカバンが置いてあります
 が どういう訳か

 帽子も 置いてあるのです

 被っているのに

 変ですね
 中に入ると

 とら屋のセット

 誰もが行ってみたいと

 思っている とらやが

 そこにありました

 その他 映画のポスターや

 寅さん縁の品も展示
寅さん縁の品の中には 

寅さんとは

あまり関係ないものも

展示してあります

ちょっと変

 寅さんの全財産もあり

 その中には

 ケロリン頭痛薬も

 常備してありました
 柴又と言えば 寅さん

 寅さんと言えば

 帝釈天でしょうね

 それで 帝釈天をお参り

 御神水で身を清めます

 あまり冷たくなかった
御前さまが出てきそうな

回廊や 鐘楼

境内では

時節柄 盆踊りの

櫓を組み立てて

いました 
 帝釈天は裏から入ったので

 正面の山門へ抜けて

 参道を逆に進みます 
 この町の人々は いつか

 ぶらりと 寅さんが

 帰ってくる日を待っている

 そんな感じがしました
参道には ご存知

木屋老舗があります

草団子 買って

京成柴又駅から

帰ります
 柴又駅前には

 寅さんのブロンズ像が

 ありますが

 ハンサム過ぎるような

 気がします

 も少し リアルに
 今日は お約束は

 無いのか って?

 ありますよ

 こちらで一杯やってから

 帰りました