瞳を閉じれば(CLOSE YOUR EYES)

 今回は ここ
 呉の駅からスタート
 します
     目的地は 
     駅から少し歩いたところにある
     大和ミュージアム です
ここは正式には
呉市海事歴史博物館と
言うそうですが
 中に展示されている
 10分の1戦艦大和が
 目玉のため
 大和ミュージアムと
 呼ばれるようです
 では目玉の
 戦艦大和を紹介します
見学者と比べると
10分の1と言っても
そうとうでカイです
元々本物は 世界
最大級だったため
大きいのは当たり前
 もちろん
 細部に至るまで
 忠実に再現されています
 と 思います
 兵器と言うよりは
 芸術品のような錯覚を
 感じてしまいます
 
 一言で言うと
 カッコイイ
入館者の多くは
高齢者が多く
皆さん戦争体験者
なのでしょうか
他には映画を見て
やって来たような
若い人も居ました
その他ミュージアムには
呉の歴史や戦艦大和の資料が
たくさん展示されていましたが
ひとつひとつ 全部見るには
少々時間が足りません
 次の展示場は
 零戦六二型です
 星型エンジンも
 一緒にありました
コックピットも
迫力があります
レプリカや復元品
では無さそうです
 12.7mm機関銃や
 20mm機関銃も
 展示されていました
 錆び具合から
 本物のようです

 そのほか
 あの特攻兵機
 人間魚雷回天も
 ありました

 ミュージアムの外には
 「戦艦陸奥」の主砲や
 スクリューが
 またアンカーも
 展示されています
さて次は
呉の街を散策します
遠くに造船所のクレーン

続いて海上自衛隊の建物
先の大戦の頃のものでしょうか
煉瓦造りの建物は
総督府とか書いてありました
「港の見える丘」公園には
大和の艦橋をイメージした
乗組員の慰霊碑がありました
しかし
あまり大きな公園では
ありません
公園の大きさはともかく
海側を見ると
そこにはデッカな
造船所がありました

その名も
IHI KURE SHIP YARD
石川島播磨重工業呉工場
なんと言っても
そのクレーンの大きさが
郡を抜いていました
そこらのビル工事では
お目にかかれないような
代物です

運転席からその大きさを
想像してください

 続いては
 入船山記念館

 旧呉鎮守府司令長官官舎
 だったところです

 呉の海軍で一番偉い人が
 居たところのようです
 山の上なので見晴らしが良く
 港に入ってくる船が良く見えた
 ことが名前の由来と思います

 モダンな洋館風の玄関の
 裏に回ると閑静な和風の
 棟が続いていました
 ここで夜な夜な作戦会議
 それとも酒盛り?

入船山記念館を後に
美術館通りを下ります
静かできれいな通りです
歩道には いくつもの
彫刻が展示されています

海軍の歴史が感じられる
静かな街でした
 清酒千福
 呉のお酒
 戦艦大和にも
 積まれていたようです


 続いて
 瀬戸内マリンビューで
 移動です
間違いです

移動の途中で
瀬戸内マリンビューと
すれ違ったのでした
着いたところは

尾道です
折りしも
みなと祭りが
開催されており

あいにくの雨にもかかわらず
港の公園は大勢の人で
あふれかえっていました
ここ尾道での目的は
フェリーを使って
対岸の日立造船向島工場
にある戦艦大和を見ることです
フェリーは久しぶりでしたが
尾道のフェリーは市民の足で
簡単に乗れますし 安い!
このフェリーもそんなひとつで
自転車とかバイクを乗せてくれます
人は片道100円

車は遠回りして 橋を渡るようです
映画「男たちの大和」の
オープンセットが
ここに作られてあります

総工費6億円とも

ギャラリーに上って
先ずは艦首部を見ます
映画では必要なかった
艦首部分を角川社長が
ポケットマネー2億円を出し
作ったそうです
ここまでは
無料で見せてもらえますが

甲板に上がるには
拝観料 いや拝艦料が
必要です
このオープンセットは
原寸大で 1分の1

艦橋と煙突がありません
映画の撮影時に破壊された
のではなく 
予算が足りなかった ようです
足りないものは
CGで再現している
のではないかと思います
何しろ 映画を見ていないもので
いい加減なことしか言えません

第一主砲の砲身も
ありません
ちょっと間抜けな感じがしますが
アングルを変えると それらしく
撮影することが出来ます
なかな迫力があります

しかし 映画のセットです
裏には組まれた足場が見えて
そこは 立ち入り禁止です
映画のメイキングビデオも
放映されていましたが
戦闘シーンの多くは 
25mm機銃の銃座周辺が
使われているので
第一主砲は もちろん
必要ありません
大和のセットに
触ることは出来ませんが
色々なところの
痛み具合を見ると
このオープンセットは
どうも木製のようです
良く出来ています
艦橋と煙突があれば
もっと見応えがあったのでは
ないかと思います
一つ一つ部品を見ると
すごいなぁと感じますが
遠くを見ると造船所の
クレーンが目に入り
セットなのだと現実に
引き戻されます
公開エリアでは
その他 撮影期間中に
出演者やスタッフが
食事のために利用した
「圭ちゃん食堂」が
営業をしていました
何にでも大和と名づけた
食べものがたくさん用意
されていました

そのひとつ「大和カレー」
海軍カレーの流れを汲むものか?
  それとも
大和の艦内で出されていたものか?
食べてみると 普通のカレー
じゃ ありませんか

海軍旗を飾っただけで
「大和カレー」かよ!
カレーは飲み物です
   By ウガンダ・トラ

オープンセットを後に
また駅前に戻りました
カレーだけでは
お腹が満たされないので
やはり 名物
尾道ラーメンにトライ

東京にあるお店で
出しているものより 
サッパリしていて
うまかったぁ
普通サイズは
ちょっと小さめ
カレーの後でも
完食できました

ごちそうさん

その後は
福山から新幹線で帰京

もちろん車内でお約束

残念なのは 呉で見つけた
「海軍ビール」地ビールのようです
飲みたかったのですが
レストラン風のお店で
食事をしないと
飲ましてもらえないようで
時間も無く 断念しました

でもオープンセットの公開は
5月7日までとのことで
良い時に行くことができ
満足しています