蝉時雨根岸の里の侘び住い

 う〜 っと唸るような暑さ

 脳味噌がとろけてしまいそうな

 夏の一日 暑さにもめげず

 行って来ました
鶯谷駅の北口を出て

言問い通りを渡ると

下町の学習院と呼ばれる

根岸小学校があります
学校の前には庚申塚があります

少々場違いな感じもしますが

下町なのでこんなもんかと・・・

根岸小学校の前を通り過ぎ

尾竹通りから尾久橋通へ

左折します
 なんか魅かれる洋食店

 カツ丼?600円

 カツカレー650円でした

 あいにく朝食が遅かったため

 お腹は空いていません
最初に向かったところは

今日の目的のひとつ

ねぎし三平堂です



ラブホ街の真ん中にありました

看板に案内され

路地に入ると

三平堂の建物が見えてきます
三平堂は林家三平一門の

総本山の3階にあります

脇の入り口で木戸銭を払い

下足札を受け取って

上がります

階段の踊り場には

TVドラマの宣伝ポスターや

三平師匠の大きな写真が飾ってあり
前を通るとセンサーが

反応して出る 師匠の声に

びっくりさせられます

上がるときと 下りるときでは

台詞が違うので 内容は

ご自信で確認してください

笑わせて くれます
3階は寄席風に作られていて

小さいながら 高座もあります

時々落語会も行われるようです

ギャラリーには

三平師匠が使っていたデスクや

愛用品などが展示されて

師匠の人柄を偲ぶことが出来ます
 ここの呼び物の一つは

 三平師匠の高座をVTRで

 見ることが出来るのです
 演目は「源平盛衰記」

 伝説の高座です

 いやいや 大笑いしました

 時代を超えて 通じるギャグです
その他にも

三平師匠に関連する

色々なものが展示されています
寄席にかかわる

色々なもの

出演した番組の台本

ネタ帳
リリースしたレコード

CM出演したときの製品

右は 渡辺の即席しるこ

懐かしいですね

「おもちもはいってべたべたと

やすくてどうもすいません」
三平堂では毎月第3土曜日に

落語会が開催されます

三平堂が閉館した後

18時開演とのことです
 たまたま今日は第3土曜日

 夕方まで待てないし

 木戸銭も 別枠なので

 帰ることにしました
 ねぎし散策地図 300円也を

 買ったら 木戸番のおじさんが

 番宣用の団扇をくれました

 こんな暑い日にはありがたい
三平堂のもう一つ奥の通りに

子規庵があります

ホントに古い造りの

普通の家ですが

正岡子規が住んでいたのでしょう
 入庵料 500円とありましたが

 8月末までは夏休みで休庵中でした

 入る気が無かったので ちょっと安心

 
 根岸の裏道散策を

 地図を頼りに スタートすると

 いきなり洋食屋とかうなぎ屋

 なんかが現れます

 普通の家のようです
古い造りの住宅

いろいろ手を加えて

暮らしやすくしているようです
 物干し台なんかはアルミ製だよ

 昔は何軒もあったのだろうけど

 駐車スペースも必要です

 このごろは
 暑い・・・

 強い日差しで

 影も濃くなるため

 写真的には

 良い条件ではありません
古いレンガ塀

たぶん戦争前から

在るものだと思いますが

新築された家と

妙にマッチしていました
 たまたま撮ったデジフォトは

 下町っぽい古い家ばかりですが

 新しい家ももちろんありますよ

 全部が全部古い家ばかりでは無い

 ことを 補足しておきます
 蔦の絡まる家

 版画の材料を販売しているようです

 中華料理屋?ラーメン屋?

 中華料理屋とあるからには

 ラーメンと餃子だけではないよね
古い商店の並び

現役で営業しています

荒物屋さん

懐かしいですね
 探せばこのようなお店

 下町には あるのですね

 売っているものは

 最近のものだと思います
左側の古い家

少し傾いていました


    右は五十嵐提灯店

    二階のガラス越しに

    材料が置かれているのが

    見えます ここも現役です
根岸では銭湯を多く見ることが出来ます

しかし下町の銭湯のイメージはありません

ここ宝泉湯もその一つ

ずいぶんモダンですね

 入り口の屋号を読むまで

 銭湯とは気がつきません

 上階はマンションでしょうか?

 各室にはもちろんお風呂は

 付いているのでしょうね
 小野照崎神社の境内は

 あまり広くはありませんが

 大きな木が陽射しを遮り

 ほっとする空間がありました
この地の老舗和菓子店 竹隆庵岡埜

ここのこごめ大福は有名です

私もママンのお土産に

少々買い求めました
 店内には夏用の和菓子もあり

 涼しげな感じがなんとも言えず

 目移りがしてしまいます

 しかし 財布の方が涼しい
 突然 指物師 などと書かれた

 表札を目にすることもあり

 やはり下町なのだな

 と 感じます
今日はあんまり暑く 汗も出きって

カラカラになったので

根岸小学校の向かいにある

笹乃雪に入りました
 もちろん お約束のため

 先ずは ビール それから

 冷奴 と あんかけ豆富
 冷奴は豆の味が濃く

 甘味があり うまい

 長いこと放っておいても

 水が出てこないのは

 使う豆の量が多いのだと思います



 あんかけ豆富は 溶き辛子が

 熱い甘辛の醤油あんに

 アクセントをつけています

 これも美味しい


 これだけ量があると

 たとえ豆腐でも

 お腹が ふくれてしまいます

お店の中庭には

滝が流れていて

涼を演出しています  が

クーラーの方が涼しいですね

やっぱり・・・



しかし 食べタレの素質ねぇな
ここのお店も下足札方式の玄関で

下町らしさを感じることができました



根岸には

未だ見るところが沢山ありそうなので

根岸散歩 第2弾を企画しなければ

お楽しみに