東京の紅葉 高尾山

 今日の散歩は

 ここ高尾駅がスタートです

 国道20号線の銀杏並木も

 色づいていますが

 もう少しと言ったところでしょうか
 黄葉が今ひとつどころか

 なんと 桜が花を付けています

 狂い咲きでしょうか
 寒桜だと思います

 に しては早い?
 山の紅葉も

 いまひとつ

 20号を折れて

 旧甲州街道に入ります

 甲州街道駒木野宿

 があったという石碑
 そのほか

 道端には道祖神のような

 石碑も 散見されます
 この道は 小仏峠に向かう道

 上り口までは バスも走っています
 田舎の里

 道沿いには

 懐かしいものが

 点在しています

 火の見櫓には

 半鐘も付いていました
 水場です

 山から引いた水でしょうか

 旅人を優しく迎えて

 くれそうです
 出っぱなしなので

 もったいないような

 気がします

 味見はしませんでした
 そしてこの辺りは

 圏央道の工事が進められています

 地元は自然破壊を憂い

 工事反対の看板もありました
 今年 中央道と繋がった

 八王子ジャンクション付近
 ここから南の圏央道は 高尾山の

 下をトンネルで抜けるそうです

 左は縦穴を掘る設備のようです

 良く分かりませんが・・・
 蛇滝水行道場入口の看板が見えたら

 山道に入ります

 古い神社です

 何か謂れがあるのでしょうか
 道に沿って 流れがあります

 蛇滝からの流れでしょうか
 この水量では 蛇滝は

 あまり大きな滝ではなさそうです
 いよいよ水行道場の入り口です

 階段の上には 修験者らしき

 風体の一団が並んでいました

 今から水行でもするのでしょうか?



 実は水行の後のようです
 ここが 蛇滝 水行を行うところ

 滝の水量はやはり少ないようです

 あんまり多いのも危険ですが

 行を行うにはもう少し 水量が

 あった方が それらしい

 と思います
 神聖な場所なので

 勝手に入るわけには行きません

 水行道場に入門しないと

 ダメなようです

 もちろん入門するつもりなど

 持ち合わせていません
 祠の前から 山伏風の修験者や

 道場に入門したような一般人が

 5〜60人並んで 山頂の

 薬王院を目指して登るところ

 のようです

 ブオー プオーパオ〜

 ほら貝の合図で歩き始めます
 一団は「六根清浄」「六根清浄」

 と大声で唱えながら 進んでいきます

 「ザァーンゲ・ザンゲ」(懺悔懺悔)

 と先達の合いの手も入ります
 途中 一団は私を前に出してくれました

 何か小中学校の遠足のような感じです

 一団の前に出たら 今度は後ろから

 「ザーンゲザンゲ」の合唱に

 追い立てられるようです
 私は小声で

 「ちーんげちんげ  一根不浄」

 と呟きながら 汗まみれで

 ちょっとヤケクソで

 山の上を目指します 
 やっと 山の上に出ました

 一団の声はもう聞こえません

 一安心です
 いやいや ここは俗世間

 人が多すぎます

 そして少し嫌な予感が

 してきました
 先ずは山頂からの絶景を

 そして周辺の紅葉を

 それぞれ 見ます

 高尾の紅葉は 高雄の紅葉と

 比べると 物足りない
 登山を終わって帰りの人達でしょうか

 観光客と混ざって休憩しています

 団子やおやき?なんかを食しています
 私も下界に降りたら 一杯やって

 蕎麦を食して 帰路につく

 そんな作戦を立てていました
 「桑の都」のぼり発見

 地元八王子の地酒です

 枡付きで一杯400円

 思わず 購入

 美味しいお酒です
 ここで下地を入れて

 麓で じっくり 腰を据え

 ・・・・・

 妄想は 膨らみ続けます
 東京方面を望む

 天気がよければ

 東京タワーや

 六本木ヒルズ なんかを

 見ることが出来るらしい?
 妄想の実現のため

 急ぎ 下山 リフト乗り場は

 整理券も発行される 大行列 

 こっちは 始めから

 乗り物は 当てにしていない
 急な坂を 飛ぶように

 駆け降り 道標45分を

 20分で 下山
 途中の景色も見ずに

 ケーブルカーの駅前まで

 走ると

 汗が乾く閑もありません
 駅前の広場では 折りしも

 もみじ祭りが催され

 帰りかけの人達が

 立ち寄っています
 
 予想はしていたとはいえ

 ともかく 人が多い
 妄想とは 麓の そば屋

 高橋家で焼き味噌を肴に

 ひや酒を呑み その後は

 蕎麦を手繰って帰る

 そんなお約束を考えていました


     が
 山頂での嫌な予感が 的中

 観光客が多いということは

 そば屋の客も 多いということ

 メシの時間なんか関係なし

 4時近いというのに 店の中は満員

 外で待っている人もいます トホ;
 ちきしょー

 覚えてろよー

 と 悲しさを紛らわすため

 捨て台詞を残し

 京王線で 帰路についたのでした




山頂で 枡酒呑んでおいて良かったよ



ホント