この夏極め付けの企画

母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね え、
夏、碓氷峠から霧積へ行くみちで
渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ

母さん、あれは好きな帽子でしたよ・・・

 今回は 長い題名でした

 歩き始める前に

 先ずは 腹ごしらえ

 おぎのや さんの

 峠の釜飯 昔から同じ味
 懐かしさに浸っている間もなく

 ここ 横川の駅から

 今回のでじかめ散歩を

 始めます
 上越本線は

 上越新幹線が開通したため

 ここ 横川で終点
 駅の向こうには 山が迫り

 駅前には

 元祖 峠の釜飯 おぎのや 本店

 駅弁時代の 名残ですが

 今も しっかり営業中
 碓氷峠 鉄道文化村

 碓氷峠に挑んだ各種車両や

 いろいろな施設があり
 ミニ 鉄博 といった感じ

 入園料 500円(大人)

 もちろん私は 外から見るだけ
 本来の目的 アプトの道を歩きます

 沿道には 秋を知らせる花も

 しばらくは鉄道文化村に

 沿って歩きます
 視界が開けると

 鉄道文化村に保存されている

 多くの車両を一望することが

 出来ます
 そして 後ろを見ると

 碓氷関所跡 とあるので

 アプトの道を チョット外れて

 寄り道
 関所 の東門

 傍には 資料館

 と呼ぶには 少々

 難しい建物が・・・

 ありました
 アプトの道は

 複線だった 上越線の

 片側をつぶして舗装し

 遊歩道にしたもの
 歩いていくと 最初の文化財

 丸山変電所

 ここで小百合さんがCMに出演
 流れは 碓氷川

  川の水は

 霧積湖から流れてきます


 トロッコ列車の終点には
 
 峠の湯があります

 建物を 迂回して

 アプトの道はさらに

 続きます
 ここからが本当のアプトの道

 昭和38年に 新線が開通し

 別のルートを通ったため

 廃線となりました 
 ここからは

 目的地のめがね橋まで

 5つのトンネルがあります
 遠くの山裾を走るのは

 関越自動車道

 なかなか景色の良いところを

 通っていますが
 運転していると 景色を楽しむ

 余裕がありません
 トンネルを抜けると

 碓氷湖 坂本ダムによる

 人造湖です
 トンネルの間隔が狭くなると

 3号4号5号と続けて くぐります
 トンネルの中は

 かなり痛んではいますが

 安全なように 補修されています 
 5号トンネルを抜けると

 そこは めがね橋の上

 視界が開けます
 トンネルの出口から

 横に外れると

 橋の全貌を見ることが出来ます
 遠くに見えるのは

 新線下りの橋 橋の名前は

 分りません

 その向こうに上り線の

 橋があるとのことです
 下を見ると 18号線

 下から 35・36・37・38

 番目のカーブ

 この先軽井沢に向かって

 全部で 100いくつかの

 カーブがあります
 橋の向こうに見えた

 6号のトンネルの手前から

 下の国道に降りる道があります
 もちろん 下って見ました
 そして 良くあるアングルの

 写真を数枚撮影

 観望地点では

 車で来た人 歩いて来た人

 大勢の観光客がいました
 下に下りる道の途中には

 なにやら かまどのようなものが

 置いてありました
 案内者に聞いてみると

 工事に当たった人の

 飯場があったのではないか

 とのことでした

 明確な回答ではありません

 これも 遺産か?
 帰り道では2号トンネルの入り口に

 線路が残ってるのを発見

 当時のものか?


 そして

 峠の湯から外れて

 中仙道を歩きます
 ここは 坂本宿

 京に向かって 碓氷峠を

 越える旅人が

 一泊して 鋭気を養った

 ところと 思われます
 また 江戸に向かう旅人は

 碓氷川が増水で 川止めに

 なったときに 宿泊したのでしょう
 街道筋には 多くの旅籠があり

 それぞれ屋号をあげています

 ただ 町並みのほとんどが

 屋号をあげているため

 かなりの数の旅籠があったようです
 ただし 1軒1軒の旅籠は

 あまり大きくなく

 10人も泊まれば

 満室のようです
 江戸寄りの宿場入り口

 門柱は 近世に作られた

 ものです
 薬師坂は 旧中仙道

 坂の途中に薬師堂が

 ありました

 碓氷川が 増水すると

 川止めになったそうです
 鉄道文化村の近くに戻ったら

 EF63が動いていました
 運転体験の車両でしょうか

 運転者の顔は確認できませでした

 前後の扉を開けて 風通しを

 良くしています
 園内を走る ミニSL

 軌道幅は狭いですが

 本格的です

 あの遊園地にあるような

 またがって乗るやつとは

 違います
 帰りの電車の時間まで

 小一時間あるので

 横川宿を探検
 左は 茶屋の本陣 とありましたが

 参勤交代の大名が泊まったのかは

 判りません
 おぎのや さんの前を流れる

 水路の蓋には アプトの

 ラックギアが使われていました

 もちろん磨り減って不要になった

 ギアの再利用です

酒屋を探して 横川宿の中をウロウロ

やっと お約束にありつけました

美味しかったこと



横川駅と めがね橋の上では 標高差約200m

距離にして 約5Kmあります

勾配はあまりきつくない感じがしますが

めがね橋から先はもっときついかも知れません

来年の春には 6号トンネルから 先

熊ノ平まで 遊歩道が開通するそうなので

また行かなくては ならなくなりました