宿場町 漫ろ歩き
 今日の散歩のスタートは

 南千住駅です

 ここから 街道を歩きます
 路地を入り込んだところにある

 銭湯ですが 大きな通りに

 面していません

 昔は 間口の広さで

 税金を取っていたらしいので

 安かったのではないかな?
 ここの祠と 北側にある神社が

 何やら曰くがあるようで

 歯痛の時に願賭けをして

 治ると 絵馬を納めるらしい

 ようなことが 書いてありました
 隅田川に架かる

 千住大橋 鉄の欄干のある

 通りは 下り車線

 上り車線は 隣に

 新しく架けられていました
 なんと 昭和2年12月竣工

 空襲にも遭わなかったのでしょうか
 橋を渡ったところにある

 橋詰テラスには 小さな公園があり

 松尾芭蕉上陸の地 との

 表記がありました
 つまり ここから奥の細道が

 始まるわけです



 左は 矢立初めの地の石碑
 上陸の地 とあるのは

 清澄だか白河だかにあった

 庵から 船で 隅田川を 上り
 奥州街道にぶつかった

 この辺りに 上陸したと

 推測できます
 堤防の壁面には 浮世絵風の

 絵が描かれています

 他にも 芭蕉一行が旅した

 ルートも 掲示されています
 千住大橋を渡り切ると

 足立市場があります

 魚市場だそうです

 内陸なのに・・・
 市場の入口に

 街道の道標と

 松尾芭蕉の石像
 小さな公園になっています




 そしてここから千住宿の

 宿場街が始まります
 千住宿奥の細道と

 市場の壁に書いてある

 その前に 公園があります
 旧街道に入ると

 そこには昔 やっちゃ場が

 あったそうです
 やっちゃ場とは青物市場のこと

 千住ネギなんか

 扱っていたんだと思います

 街道に面した家にはそれぞれ

 仲買ナンかをやっていたような

 ことが書いてありました
 下町の路地や

 庭先の梅の花なんかも

 撮っておき 季節感を演出

 してみます
 街角には 所々に

 街道の道標もありますが

 近年に造られたもののようです
 旧宿場街だけあって

 商店街は それを売り物に

 しています



 ただでは転ばない らしい
 品川宿でもあったように

 店先のシャッターには

 浮世絵が描かれています
 この宿場のことを描いた

 浮世絵かは 判りません

 何せ

 よく見ていないもので
 古い作りの建物や

 街起こしのような休憩所

 千住街の駅

 なんかもありました
 そして この宿場で

 一番有名な だんご屋さん
 かどやの槍かけだんご

 行列ができていたので

 私も並んでみました
 お店のガラス戸に

 休業のお知らせ紙が貼ってあり

 よく見ると 店舗改装のため

 半年ほどのお休み とのこと

 良い時に 来たようです
 半年後は新しい建物なので

 古い店は見納めです

 後日テレビの取材が

 あるかも知れません



 団子の生地は柔らかめで

 おいしかったですよ
 またしても道標

 水戸街道の分岐のようです

 ということは 黄門さまも

 歩いたのではないかと思います

 カッカッカッカ・・・・(またかいっ!)
 名倉医院

 古い作りのお屋敷ですが

 昔は骨つぎを 現代は

 整形外科医を開業

 しているようです
 そして 荒川の土手

 常磐線や千代田線や

 つくばエクスプレスなんかが

 束になって渡っています
 土手から眺める

 スカイツリー

 この辺は高い建物が少ないので

 いろいろなところで

 見ることができました

 (2ヶ所ですが)

 芭蕉一行はここから

 また船で 対岸まで

 渡ったのでしょうか?





※ 後日談
  荒川(荒川放水路)は
  大正時代から昭和にかけて
  出来た人口河川でした
  つまり 芭蕉一行は
  この地点からずぅ〜っと
  みちのくまで歩いて行ったのでした

 品川宿・千住宿・板橋宿

 内藤新宿と  江戸には四つの

 宿場町があるので

 次は 板橋宿を歩いてみましょうか


 内藤新宿では宿場の風情を

 味わうことができないと思うので







そして 今日の一鉄

橋を渡った 千代田線を

土手と一緒に撮りました