緊急報告(今年はなぜ「でじかめ散歩」が少ないのか?)

 
今年も既に半年が経過しようとする今 でじかめ散歩が

なぜ2編しかアップ出来ないのか 理由をお話しましょう


3年くらい前から マーカー値が高くなったのを

昨年暮れの成人病検診で指摘され 専門医を受診することになりました

触診や 超音波検診でも 病気は特定できませんでした

しかし 依然とマーカー値が高めだったため

生体検査を受けることにしました

その結果 僅かではありますが 病巣が確認されたのです

もちろん 痛くも痒くも 発熱などの症状も無いため

信じたくはありませんでしたが

結果は結果と受け止め どうすれば良いのか 医師に聞くと

選択肢は 2つ

ひとつは 手術で病巣を切除

もう一つは 放射線治療です

インターネットで調べると 手術は入院日数も長く リスクもあるため

放射線治療を選びましたが それでも3泊4日の入院が必要でした



 
【入院初日】

入院の手続きを済ませ 病室へ

看護師さんの話を色々聞いて

入院生活のスタートです

 
 
 そうこうしているうちに

 昼食が出てきました

 ご飯と 吸い物(麸入り)

 鰆の焼き物 玉子焼

 焼き豆腐と野菜の煮物です

     右は 病室からの展望です
 

午後は 主治医の先生や

麻酔科の先生 薬部の先生などが

入れ替り立ち替わりやって来て

手術について 説明を受けます
 
 夕食は 翌日の手術のため

 低残渣食です

 つまり お粥 麸入り味噌汁

 茹でた豆腐 麸 鳥のササミ

 人参とかぼちゃの裏ごし
 味も素っ気もありません

 病人食というよりも

 離乳食のようです

 物足りねえ〜

 22時以降は 水分摂取も不可です

夜になって 病室からの夜景



明日のことを考えると

なかなか 寝付けないため

遅くまで テレビ鑑賞







 【入院2日目】

今日はいよいよ

手術の日
 先ずは朝食 つまり

 始めから 点滴です
 もちろん 味覚はありません

 そして ストレッチャーで手術室へ

手術は 下半身の麻酔から始まります

脊髄くも膜下麻酔だそうです

背中を丸め 局所麻酔の後 脊髄に麻酔薬を注射します

手術台に上向きに横になり 準備完了です

「この辺は冷たいですか?」と麻酔医がアルコール綿で

麻酔の効き具合を確認 足先から痺れるように

次第に 麻酔が聴いてきます

自分の意志では 足先が動かせなくなると

 手術開始です  手術は「密封小線源永久挿入治療」です

どんな治療かは Webで・・・
 

朝の9時頃から始まった手術は

2時間と少しで終了

11時半には 病室に戻れました

そして 昼食の点滴

麻酔は次第に覚めて行き

16時頃には 完全に 覚めました

夕食も点滴です 点滴のおかげで

不思議と喉は乾きません

さて 前日の夕食以降 点滴のみ

麻酔が覚めるまではもちろん

覚めても 局部には導尿チューブが

挿入されているため 身動き取れず

不自由です テレビを見るしかないのですが

昼間は あんまり面白い番組は無いため

それも退屈



よく 事故現場なんかで 何十時間も瓦礫の下に

閉じ込められていた人が救出された!

なんて ニュースを聞くことがありますが

当事者は どんな気持ちで救出を待っているのでしょうか?

テレビもないし 看護師さんも来ないし 辛いと思います


【入院3日目】

導尿チューブ撤去

意外と長く入っていました


ついに 食事解禁

 36時間以上の絶食後の朝食

 食パン マーガリン ジャム 牛乳

 野菜サラダ 炒り卵 ネーブル

 なんともシンプルな食事でしたが

 美味しくいただけました
 病室内は自由に歩き回れますが

 未だ病室を出ることができません

 放射線監視区域のため

 線量確認後でないと

 出歩きも 面会も不可なのです

 点滴も続けられています
 昼食は ご飯 イカと野菜の酢の物

 豆腐・ししとう・なすの揚げ浸し

 大根おろし ふりかけ
 
 そして今日は おやつが出ました

 オムレツケーキと紅茶です


 初日に おやつが無かったのは

 なぜか?
 梅雨の空が チョット晴れ

 青空が顔を出しました

 夕食は ご飯 麸の吸い物

 かぼちゃの煮物 煮魚(銀鱈?)

 肉と野菜の煮物 漬物(ショッパイ)


 慣れてくると 食事が物足りません

 人間は勝手なものですねぇ
 


 【そして最終日】

 室内の線量を確認

 放射線は検出されず

 晴れて外室OKとなりました

 朝食 パン マーガリン ジャム

 野菜サラダ ドレッシング

 牛乳 チーズ ネーブル

 ベッドの上での朝食

 リゾートホテルのようですが

 病院です
 

さて これで退院となりますが

治療法が治療法だけに

今後の生活に少々制限があります

それ以外は 何をやっても問題はないのですが

今までなんとも無かっただけに 納得できません

専門医の 検査を受けなければ

何も知らずに 歳を重ねられたのかも知れません

でも これも経験と思って 全て受け止め

今後の 生活をしましょうかね


 今後 1年間は 右のような

 カードを常時携帯しなくては

 なりません

我が身に いや我が生命に

何かあったとき

治療部位を取り除く必要が

あるからです


そんな訳で 今年の「でじかめ散歩」は

今まで 2編しかアップ出来ませんでしたが

これからは 少し力を入れて 取材に努めようかと

思っている 次第ですので お楽しみにしてください