新緑のあずみ野

早朝の冷たい空気を切り裂きながら 甲斐駒に向かって

飛ぶように 坂道を 自転車で駆け下り 

着いた先は JRの小淵沢駅でした


おかげで前夜の酔いが残る頭が

少しはスッキリしたような気がします


小淵沢から各駅停車で約2時間

松本駅で乗り換えて 電車を下りたのは

大糸線豊科駅 ここに何しに来たかというと

地図にある 山の麓の緑色のエリアが

気になったからでした


駅前で自転車を組立て

緩やかな坂道を 常念岳を目指して登ります

空は青空 白い雲がぽっかり浮かんでいます


山に向かって坂道を登る

1時間ほどで 休憩 お水が美味しいこと

沢の水ではなく 自販機で130円の水ですよ


烏川渓谷の奥深く入り込むと

目指していた 常念岳は 山の影に隠れ

変わって 見えてきたのは 蝶ヶ岳


常念岳の登山口までの道は

土砂崩れのため 通行止め

ここから渓谷沿いに 下ります

ああ 良かった ホッ


常念山麓 須佐渡キャンプ場

きれいに整備されていますが

キャンプする人は 少ないようです

おまけに クマ出没中では 

来る人は いないと思います


登山客相手か リゾート客相手か

山奥に こんなデッカイ ホテルがあるのを見たら

誰でも引いてしまうというものさ

小じゃれたコテージなんかもありますが

たったの7棟じゃ 皆さんを 満足させるのは 難しそうです


キャンプ場の周りは 烏川渓谷のきれいな流れがあります

早く流れたり 淀みになったり

遊歩道に沿って 変化に富んだ 流れが続きます


キャンプ場の良し悪しを判断するのは

やはりトイレでしょう

こんな木造の(靴を脱いで入るのだ)きれいなトイレが

かなりの数 建てられていました

おまけに シャワー付トイレだよ

もちろん使ってみました


近くには 北アルプスを世界に紹介した

ウエストン牧師の像がありました

訪れる人は少ないようです


次に向かったのは 国立アルプスあずみの公園

さすが国立だけあって 周りは柵と流れで囲われ

来る人を寄せ付けない 厳しさがありました

入園料400円も 高いハードルです

もちろん 入ってはいません


山を下り あずみ野を散策します

ご存知 道祖神

いきなり たくさん出てきました


なにやら新しそうに見えましたが

傍の石屋で作られたもののようです


中には古くからこの地にあるような

年季の入った道祖神も見ることが出来ました


さて次は 白馬の方に向かって

自転車の向きを変え

あずみ野アートロードを目指します

おそば屋さんの駐車場 もちろん満車

店先には 順番を待つお客の行列が ぎょっ!!

なんのこっちゃ


ギャラリー牧ヶ原 と 安曇野アートミュージアム

ここでは 何やらガラス工芸展みたいなものを

催していました


同じ敷地にある お蕎麦屋さん

長寿庵 なんと日本橋かやば町とありました

本場の地に 乗り込んでくるとは 大胆ですね

しかし 行列は ありませんでした


八面大王の足湯 チョッと一休み

八面大王とは? とお思いの あなた

ちょっと寄り道してください


八面大王の足湯はここ穂高温泉郷の 入り口にあります

そしてここから アートライン

ジャンセン美術館 開館中ですが 入館せず


山の残雪に 白馬や 爺さんや 蝶の形が

現れないため 田んぼに水は張られていても

田植えは 未だのようです


古民家「曽根原家」 庄屋の家だそうです

17世紀後半ごろの建物で学術価値が高い

と書いてありましたが 中は見ていません


碌山美術館 穂高出身の彫刻家

萩原碌山の作品が展示されている

らしい


穂高の町にある 道祖神 と

町外れにある わさび田


澄んだ流れと 点在する わさび田

なんとなく落ち着ける 風景です


早春賦の歌碑 ボタンを押すと

オルゴールのメロディーが流れる 仕掛けが

現地にはありましたので 当HPにも 付けてみました

       START

「水色の時」道祖神

よく旅雑誌で紹介されているやつです


穂高町役場にも 道祖神があります

デッカな看板のようでもあります

穂高神社は古く荘厳な造り

パワースポットと言うのでしょうか

身が引き締まる気がします


山に雲がかかり あっちは雨だな

山おろしも強くなったので

駅に避難 帰路に着くことにしました

穂高の町は 道祖神の町といっても良いほど

新旧 沢山の道祖神がありました


久しぶりの お約束の味は 

やはり最高


スーパーあずさ にも乗れたし

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